不可思議な何か
スケリグ千秋楽から一ヶ月がたったってほんと?
激しいロスから抜け出したものの、やっぱりまだ寂しかったりはする。
時々1人寂しく「掃除をし、汚れを拭いて、ペンキを塗って」って言っちゃう…。
「赤ちゃんは予定より早く生まれた、そして物語ははじまった(る?)」
「わかってる、わかーってる」「マイケル」
「デス先生だ!死神先生!死神先生!」
「僕頭おかしくなっちゃったかも」
「赤ちゃんの名前は?」「まだ決まってない」「チッ」
「ミスターリュウマチ」
「ミスターもうウンザリだ」
「通りの連中連れてこーい、
町中のヤツら連れてこーい」
全部のセリフは覚えてないけどまだまだ書きたいセリフがいっぱい。
劇中に出てくるセリフ一つ一つがとても残ってる。
そういやこのブログも、マイケルが初めてスケリグを見つけた時にスケリグが発したセリフから来ている。
何が望みだ?の声がマイケルの頭の中に響く演出にWhat do you want?と背景に写るところから。
スケリグ大阪公演の熱が冷めないうちに書きたかったのもあって。
それから音。
ハンドベル、バードコイル、ハピドラム、…なんだか名前の知らない音のでるものたち、傘、舞台セット。
マイケルがスケリグのいるガレージに踏み込む時のカタカタカタ…と車輪がたてる音が好き。舞台セットいじって音にしちゃうのよかったなぁ。
ハンドベル、バードコイルを鳴らすゴーストのみんなの楽しそうなこと。カンパニーが仲良しなのがよくわかる。
それから手で鳴らすフクロウの音。
あれ、真似しても出来ないよね。
たまにやってみるけど、未だにできない。
サントラ出す予定ないって聞いてるけど、出して!ほしい!
聞きたい!
それから背景。
マイケルとお父さんの会話最中に
投影された影とマイケルが重なるところがホントに好き。あのピタッと感。
セットの回転がないステージで、
窓を開けたら学校、
閉めて明かりをつけたら家。
屈めて入ればガレージ、
額縁を扉に見せかけ開ければミナの持ち家。
同じセットのままなのにちゃんと
そのシーンがわかる作り、あの狭い空間が本当に忘れられない。
やっぱりまだまだ見たりない。